大会長あいさつ

京都法医歯科センター センター長
藤本秀子

 

 はじめに、COVID-19により被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 この度 第18回Ai学会学術総会の大会長を拝命いたしました、藤本秀子です。

 今回のテーマは、「死因究明から身元確認まで」です。本学会は多職種が集まる学際的学会ですので、死因究明のみならず、身元確認についても闊達な議論ができればと考えております。

 

 令和2年4月1日に施行される、「死因究明等推進基本法」には、“死因究明のための死体の科学調査の活用”や“身元確認のための死体の科学調査の充実及び身元確認に係るデータベースの整備”そして“死因究明により得られた情報の活用及び遺族等に対する説明の促進”などが明記されています。この法律施行を受けて、本学会では、各分野の先生方にご講演と討論をいただくシンポジウムを企画しました。

 特別講演は、「薬物犯罪を暴く毛髪鑑定〜デートレイプドラッグの痕跡を追う〜」(仮題)と題し、この分野の第一人者である大阪府警科学捜査研究所の佐々木啓子先生にご講演いただきます。また、北海道大学死因究明教育研究センターとの共催により、チューリッヒ大学のLars Ebert氏による「Combining post-mortem medical imaging with forensic 3D documentation for crime scene reconstructions」のご講演も予定しております。

 ランチョンセミナーは、北海道大学大学院医学研究科法医学分野の神 繁樹先生に、死因究明に関わる化学分析の話をしていただきます。

 各分野の先生方のご講演により、知見を広げられることを期待しております。

 

 

 感染再拡大の状況の中、開催方式を「誌上及びオンライン開催」とし、皆様には多大なるご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。初めての試みとなり、不行き届きの点も多々あるかと思いますが、何卒ご支援ご理解を賜りますよう、お願い申し上げます

 

 

 皆様、ご自愛くださいますよう、お祈りいたします。